光脱毛の仕組みってどうなっているの?
脱毛の種類によって効果の違いってあるの?
上記のような不安、お悩みを抱えていませんか?
脱毛したくても仕組みがわからないと、「本当に効果があるのかな?」と心配になってしまいますよね。
結論、光脱毛には減耗・抑毛ともに効果が期待できますが、永久脱毛を目指したい人は医療脱毛がおすすめです。
この記事では、光脱毛の仕組み・光脱毛(フラッシュ脱毛)と医療脱毛(レーザー脱毛)の違い、光脱毛の種類について詳しく解説していきます。
【この記事でわかること】
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本記事で光脱毛の仕組みを知り安心して施術をおこない、理想のお肌を手に入れましょう。
【スキンファミリア独自調査】アンケート集計方法
<アンケート調査の概要>
調査対象:エステサロンで光脱毛を実際に受けた方
調査方法:私たちスキンファミリアが独自実施したクラウドワークス上でのアンケート調査
光脱毛(フラッシュ脱毛)で毛が抜ける仕組み|永久脱毛ではない
光脱毛(フラッシュ脱毛)で毛が抜ける仕組みは、脱毛機で照射した光によって発毛組織のはたらきが抑制される点にあります。
医療脱毛は同じ個所に毛が生えてこないようにする永久脱毛を目的としていますが、光脱毛は減毛・抑毛を目的とした脱毛方法です。
永久脱毛の定義については、下記の通りです。
以下にて光脱毛で毛が抜ける仕組みや、気になる施術料金などをまとめました。
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光脱毛を受けたいけれど、仕組みがよく分からなくて不安という方は、ぜひ参考にしてみてください。
光脱毛で毛が抜ける仕組み(原理)と特徴
光脱毛で毛が抜けるのは脱毛機で照射した光が、発毛組織へダメージを与えるのが理由です。
効果的な脱毛の仕組みを知るためには、まずは毛の生えかわりのサイクルを理解するのが大切です。
毛が生えてから抜け落ちるまでのサイクルを毛周期といい、「成長初期→成長後期→退行期→休止期」の4段階の周期を繰り返します。
- 成長前期:
毛細血管から栄養をもらった毛母細胞が分裂し、毛が伸び始める時期。この時期の毛は皮膚の表面にでていません。 - 成長後期:
毛母細胞がさらに分裂し、毛が伸びます。この時期の毛は皮膚の表面まで伸びています。 - 退行期:
毛が抜け落ちる準備を始める段階。毛穴の内部で徐々に毛根が押し上げられています。 - 休止期:
毛根が完全に離れて毛が抜け落ち、新しい毛が生えるまでの休憩の期間。ある程度の時間が経つと成長前期に戻ります。
光脱毛はフラッシュ脱毛ともよばれており、脱毛機で照射した光が黒い毛に含まれるメラニン色素に反応することで熱を発生させ、その熱により発毛組織のはたらきを抑制します。
結果的に毛が生えにくくなるため、光脱毛は減毛・抑毛に効果があるのが特徴です。
医療用レーザーと比べて光脱毛の照射のパワーは低く施術の回数も必要なため、脱毛効果を実感するのに時間がかかるとされています。
しかし回数を重ねると産毛や細い毛が残るという程度にまで、減毛・抑毛効果を期待できます。
光脱毛にかかる料金
光脱毛にかかる料金は、医療脱毛よりも安価な場合が多いです。
- サロン脱毛
全身+VIO+顔:6回 平均150,000円 - 医療脱毛
全身+VIO+顔:5回 平均350,000円
脱毛サロンでも、プランや回数によって金額はさまざまです。
キャンペーンをおこなっている脱毛サロンもあり、活用すればお得に脱毛ができます。
総額での支払いや月額払い・都度払いなど、支払方法も脱毛サロンによって異なります。
平均価格や予算と合わせて、自分にあった脱毛サロンを選びましょう。
光脱毛で毛が生えてこなくなるまでの効果を実感するために必要な回数
光脱毛の効果を実感するまでに必要な回数は、一般的に4回以上とされています。
本記事で独自アンケートを行った結果、光脱毛で毛が生えてこなくなるまでの効果を実感するために必要な回数は、4~6回と答えた方が一番多い結果となりました。
また脱毛が完了した時のお肌の状態は、自己処理はほとんど不要になったと答えた方が一番多い結果となりました。
光脱毛が完了すると自己処理がほとんど不要になったという方が多くみられた一方、年月が経つと再度毛が生えてくる場合もあるようです。
以下に実際に光脱毛をおこなった方の感想をまとめたので、参考にしてみてください。
光脱毛をおこなった方の実際の感想
気にならないレベルになるまでに、6回かかりました。
痛みはありますが、耐えられるレベルだったので麻酔はなしで大丈夫でした。
毛が薄く細くなって目立ちにくくなるので、自己処理が減って満足しています。
3年前に17回で完了しました。1年くらいは簡単な自己処理だけで済みましたが今は普通に生えてきます。ですが、脱毛前に比べて薄く感じます。
光脱毛は回数を重ねればしっかり減毛・抑毛効果が期待できるので、ぜひ検討してみてください。
光脱毛の種類|施術はどうやる?
光脱毛には大きく分けて、4つの種類があります。
それぞれの特徴やメリット・デメリットを下記にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
種類 | メリット・デメリット |
---|---|
IPL脱毛 | 【メリット】 ・太く濃い毛に効果が期待できる ・短期間で効果を感じやすい 【デメリット】 ・日焼け肌への施術が難しい ・施術部位によっては痛みを感じる |
SSC脱毛 | 【メリット】 ・肌を整えながら脱毛できる ・産毛など細い毛にも効果的 【デメリット】 ・日焼け肌への施術が難しい |
SHR脱毛 | 【メリット】 ・痛みを抑えられる ・短い期間で脱毛が完了する 【デメリット】 ・効果の実感までに時間がかかる |
THR脱毛 | 【メリット】 ・1回の施術で抜け落ちる毛量が多い 【デメリット】 ・施術を受けられる場所が限られる |
IPL脱毛は発毛組織に熱ダメージを与える脱毛方法で、太く濃い毛に効果が表れやすいのが特徴です。
SSC脱毛※は特殊な光を肌に照射し、専用ジェルを毛穴に浸透させ抑毛効果を発揮する脱毛方法で、ジェルには美容成分が含まれており美肌効果も期待できます。
※スムーススキンコントロール脱毛
SHR脱毛は発毛の指示を出すバルジ領域をターゲットにした脱毛方法です。
施術してから効果を実感するまでに約3週間程度かかりますが、毛周期に関係なく照射できるため、2週間に1度の照射が可能です。
THR脱毛は新しい蓄熱式の脱毛方法で、二種類の光を照射しバルジ領域にダメージを与えます。
幅広い毛質にアプローチするため1回の施術で抜け落ちる毛の量は多いですが、THR脱毛を導入している脱毛サロンが少なく、施術を受けられる場所が限られます。
光脱毛を受ける際はそれぞれの特徴やメリット・デメリットを知り、自分の肌や毛質にあった脱毛方法を選びましょう。
光脱毛(フラッシュ脱毛)と医療脱毛(レーザー脱毛)の違い
光脱毛(フラッシュ脱毛)と医療脱毛(レーザー脱毛)の大きな違いは、施術をおこなう目的です。
以下の表で、違いを確認してみましょう。
比較項目 | 光脱毛 (フラッシュ脱毛) | 医療脱毛 (レーザー脱毛) |
---|---|---|
目的 | 減毛・抑毛 | 永久脱毛 |
効果 | 一時的 | 永続的 |
料金 | 医療脱毛より安い | 光脱毛より高い |
回数 | 医療脱毛より多い | 光脱毛より少ない |
痛み | 弱め | 強め |
資格 | 不要 | 必要 |
おすすめな人 | ・減毛をしたい ・痛いのが苦手 ・敏感肌 | ・永久脱毛をしたい ・少ない回数で終わらせたい |
光脱毛(フラッシュ脱毛)は発毛組織の働きをおさえ毛を薄くしたり、毛を生えにくくする減毛・抑毛が目的です。
医療脱毛(レーザー脱毛)は発毛組織を破壊し、毛が生えてこないようにする永久脱毛を目的にしています。
医療脱毛は専用のレーザーを使用する医療行為のため、クリニックなどの医療機関で看護師が施術をおこないます。
光脱毛と医療脱毛のどちらを受けるか悩んでいる方は、自分の目的に合わせて脱毛方法を選ぶのがおすすめです。
光脱毛・医療脱毛のメリット・デメリット
光脱毛・医療脱毛のメリット・デメリットは、以下の通りとなります。
種類 | メリット | デメリット |
---|---|---|
光脱毛 | ・痛みが少ない ・広範囲の照射が可能 | ・効果が限定的 ・複数回照射が必要 |
医療脱毛 | ・脱毛効果が高い ・少ない施術回数で脱毛が完了する | ・光脱毛に比べ値段が高額 ・痛みが強い場合がある |
光脱毛(フラッシュ脱毛)の効果は減毛・抑毛のため、医療脱毛に比べると脱毛効果は限定的ですが、回数を重ねると減毛・抑毛効果を実感できます。
また光脱毛は肌へのダメージが少なく、広範囲の照射が可能です。
光脱毛は肌状態や痛みを気にせず、自己処理の手間が省けるくらい減毛したい方におすすめです。
医療脱毛(レーザー脱毛)は照射のパワーが強いため、施術に痛みが伴う場合があります。
さらに医療脱毛の相場は光脱毛に比べ、高額な場合が多いです。
しかしレーザー照射した部位は発毛組織が破壊され、高い脱毛効果が期待できるので、ツルツルにしたいという方は医療脱毛がおすすめです。
「ツルツルまで目指したい。」「毛が目立たなくなれば良い。」など、脱毛終了後の理想の状態によって脱毛方法を選ぶと良いでしょう。
家庭用光脱毛器の仕組みと効果
家庭用光脱毛器もサロンで使われる光脱毛機と仕組みは同じですが、家庭用のほうが照射する光の出力が弱いため全身脱毛を完了するのは難しいでしょう。
家庭用脱毛器は安全性を重視する点から照射のパワーは低く、脱毛効果はサロンよりも弱いため減毛・抑毛を実感するまでに時間がかかります。
しかし安全かつ手軽に脱毛がおこなえ、脱毛器の値段も比較的安価というメリットがあるので、家で気軽に自分で脱毛をしたい方におすすめです。
別記事では家庭用脱毛器のおすすめ一覧も紹介しているので、興味のある方はぜひ参考にしてください。
光脱毛の仕組みについてよくある質問と回答
光脱毛の仕組みについて、よくある質問と回答は下記の通りです。
以下にて詳しく紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
光脱毛の効果は何年もつ?毛は元に戻る?
光脱毛は永久脱毛ではないので、施術が完了しても時間が経過すれば、毛が生えてくる可能性はあります。
エステ脱毛の効果は何年もつのか、どの程度の期間で毛が生えてくるようになるかは、ホルモンバランスにも左右されるので個人差があります。
最近では脱毛完了後のメンテナンスまでできる脱毛サロンもあるので、心配な方はメンテナンス付きの脱毛サロンを選ぶのがおすすめです。
光脱毛1回の施術時間はどのくらい?
脱毛サロンでの施術時間は、平均1時間半程度です。
最近では施術スピードが上がった脱毛機もでてきており、最短で全身脱毛が45分で完了する脱毛サロンもあります。
また脱毛サロンや脱毛の施術箇所によって、施術時間は異なります。
脱毛サロンでは施術時間について説明してくれるので、気になる脱毛サロンがあれば相談してみましょう。
光脱毛はどのくらい通えば終わる?
光脱毛は、脱毛完了までに半年~1年半で終了する場合が多いです。
また光脱毛で効果を実感できるのは、一般的に4回以上とされています。
脱毛完了までの期間は、サロンや光脱毛の種類・脱毛したい部位によって異なります。
実際に施術を受ける前にカウンセリングで聞いてみる・公式サイトで調べてみるなどして、自分の目標とする期間で脱毛が完了するサロンを選びましょう。
光脱毛の施術を受ける際の注意点は?
光脱毛の施術を受ける際、注意点は下記の通りです。
- 自己処理をおこなう
- 毛抜きやワックスを使わない
- 日焼をしない
脱毛の施術前には、自己処理が必要です。
ムダ毛が長いまま施術を受けると、照射の光が効果的に発毛組織に伝わらず、十分な脱毛効果が得られません。
毛抜きやワックスなどの自己処理は毛周期が乱れる原因になるので、多くのサロンではカミソリでの処理を推奨しています。
また施術前に日焼けをしてしまうと、脱毛機が強く反応しやけどをする恐れがあるので、サロンによっては断られる可能性があります。
高い脱毛効果を得るために、光脱毛の施術を受ける際の注意点は守るようにしましょう。
脱毛には発がん性などの副作用のリスクはある?
光脱毛に発がん性はありませんが、脱毛時の注意点を守らないとリスクを伴う場合があります。
光脱毛は光から熱が発生するため、照射後に肌のかゆみやほてりがでる可能性があり、まれに脱毛後に火傷をしてしまうケースもあります。
しかし脱毛前や脱毛後の注意点をしっかり守っていれば、問題なく脱毛がおこなえます。
心配なことがあれば事前にカウンセリングなどで相談し、不安を取り除いておきましょう。
セルフで施術した時に光を直視した場合は目に影響はある?
セルフで施術した時に光を直視した場合、目を傷める可能性があります。
脱毛機器の光はメラニン色素のある黒色に反応し熱を与えるので、光を直視するとメラニン色素を含む黒い目にもダメージを与えます。
光を直視した場合、視力低下などの症状が出る可能性があるので直ちに病院へ行くようにしましょう。
ただサングラスを着用するなどして自身で対処すれば、問題なく脱毛がおこなえるので、セルフ脱毛をする際はあらかじめサングラスなども購入しておきましょう。
光脱毛はヒゲに効果がある?
ヒゲに光脱毛を施術した場合も、効果はあります。
脱毛は毛がしっかりしている箇所ほど、効果を実感するまでに時間を要するのが一般的です。
ヒゲは毛が太く毛根がしっかりしているため、施術の回数も多くなる傾向にあります。
しかし光脱毛でも回数を重ねればきちんと減毛・抑毛効果を実感できるので、IPL脱毛やSHR脱毛など太い毛に効果の高いを施術おこなうのがおすすめです。
光脱毛(フラッシュ脱毛)の仕組みを理解して、自分にあった脱毛方法を選ぼう
光脱毛の要点は、以下の通りとなります。
要点まとめ
- 光脱毛は脱毛機械により発毛組織のはたらきが抑制される
- 光脱毛は永久脱毛ではなく、減毛・抑毛を目的としている
- 光脱毛にはIPL脱毛・SSC脱毛・SHR脱毛・THR脱毛の4種類がある
- 光脱毛は医療脱毛より安価で受けられる
光脱毛は黒い毛に含まれるメラニン色素に光が反応することで、発毛組織に熱ダメージを与え発毛組織のはたらきを抑制する脱毛方法です。
光脱毛の種類は気になる部分の毛質や、自分の肌状態にあわせて選ぶのが重要です。
しかし光脱毛はあくまで減毛・抑毛効果が期待できる方式ので、永久脱毛を目指したい方は医療脱毛(レーザー脱毛)を検討してみて下さいね。
この記事の監修者
女医によるファミリークリニック院長
難病指定医
キレーション認定医
小児慢性特定疾患指定医
子どもの心相談医
高濃度ビタミンC点滴療法認定医
金沢医科大学医学部出身。
自身の出産をきっかけに「家族みんなを診察できるクリニックをつくりたい」という想いから、女医によるファミリークリニックを開業。
ロート製薬 お肌のお悩み相談室 質問相談 担当医など、雑誌やTVなど多数メディアに出演経験あり。