毛嚢炎を早く治す方法3選!毛嚢炎ができる原因と予防方法を徹底解説

毛嚢炎を早く治す方法3選!毛嚢炎ができる原因と予防方法を徹底解説

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「脱毛後、肌に赤みが出ている…調べたら毛嚢炎っぽいけど早く治す方法は?」

「毛嚢炎の腫れが気になって、ついつい触ってしまう」

「1ヶ月以上毛嚢炎が治らない…どうすれば良いの?」

脱毛後にできる毛嚢炎に、悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。

脱毛後の毛嚢炎に悩む人の声

顔脱毛2回目やったらまた毛嚢炎になってドルマイコーチ軟膏塗って顔がテッカテカだし日に焼けたくないしで1mmも外に出たくない。天気良いのになー

引用:X

脱毛して3日後ぐらいに必ず毛嚢炎になるな…化粧水とかクリームとかマメにしてるんだけど。

引用:X

脱毛の施術は肌や毛穴に負担がかかるため、赤みや膿をもつ毛嚢炎を発症することがあります。

多くは自然に治りますが、場合によっては症状が悪化する恐れも。

そこでこの記事では、脱毛によって毛嚢炎ができる原因と早く治す方法を解説します。

また事前に知識を深めておくことで、脱毛後の毛嚢炎を予防することも可能です。

本記事を最後まで読み、毛嚢炎を長引かせることなく早めに治しましょう。

目次

脱毛後になりやすい毛嚢炎とは?症状やできやすい場所

毛嚢炎とは毛穴が細菌の侵入で炎症を起こし、赤み・腫れ・化膿が生じる状態です。

毛嚢炎の症状は、単発で現れることも複数同時に発生することもあります。

特に脱毛施術後の皮膚はレーザー照射により肌のバリア機能が低下し、毛穴から雑菌が侵入しやすくなりがちです。
※参考:レジーナクリニック

炎症が進行すると「せつ」と呼ばれる硬いしこりに発展し、強い痛みや発熱を伴う「蜂窩織炎」へと進行する恐れがあります。
※蜂窩織炎(ほうかしきえん)

癤(せつ)は、いわゆる”おでき”のことで、毛穴を中心とした細菌感染症がやや進行した状態です。

引用:富士見スキンクリニック

蜂窩織炎とは、皮膚とその下の組織に細菌が感染し、炎症が起こる病気です。

引用:済生会

毛嚢炎が現れる主な部位は次のとおりです。

  • 首筋
  • 背中
  • 太もも
  • お尻

これらの部位で毛嚢炎が発生すると広範囲にわたる炎症が起こる可能性があるため、適切なスキンケアと予防措置を心がけましょう。

毛嚢炎ができるまでの原因

毛嚢炎ができる原因には、次の3つがあります。

これらは毛嚢炎だけではなくカミソリ負けやかぶれ・乾燥肌など、その他の皮膚炎にもつながるので改善するようにしましょう。

下記でそれぞれの原因や改善方法を、詳しく解説していきます。

ムダ毛の処理で皮膚や毛根を傷付ける

毛嚢炎の主な外的原因は、カミソリや除毛ワックスを使ったムダ毛の処理により皮膚や毛根を傷つけることです。

傷口から黄色ブドウ球菌表皮ブドウ球菌などの細菌が侵入しやすい状況になります。

これらの細菌は皮膚の常在菌としても存在しており、普段は皮膚のバリア機能として活躍。

しかしムダ毛処理で皮膚の免疫力が一時的に低下すると、細菌が増殖し炎症を引き起こしやすくなる仕組みです。

皮膚や毛根を傷付けないためには、電気シェーバーを使用して自己処理をするのがおすすめ。

ムダ毛の処理後には、適切な皮膚ケアをすることで毛嚢炎を予防しましょう。

生活習慣の乱れ

生活習慣の乱れは毛嚢炎の要因の1つ。

下記の生活習慣は肌の新陳代謝を妨げてバリア機能を弱めるため、毛嚢炎の原因となる恐れがあります。

  • 不規則な生活
  • ストレス
  • 睡眠不足
  • 乱れた食生活

基本的に肌の細胞は約6週間の周期で更新され、健康な皮膚を維持しています。※参考:明治通りクリニック

しかし生活習慣の乱れが上記の周期を乱し、肌を守る力が低下することで毛嚢炎のリスクも上がるのです。

毛嚢炎を引き起こさないためにも、規則正しい生活習慣を心がけましょう。

皮膚の表面が不衛生

皮膚の表面を不衛生にしておくことも、毛嚢炎の直接的な原因です。

日常的に肌を清潔保つことが、雑菌の侵入を防ぎます。

寝具の定期的な交換や、汗をシャワーで洗い流すことを心がけましょう。

湿度の高い環境は雑菌の温床になり得るため、浴槽の清掃も大切です。

またマスクの長時間の使用は細菌の繁殖を促すため、通気性の良いものを選ぶことや定期的な交換が望ましいでしょう。

皮膚の表面を清潔にすることで、毛嚢炎のリスクを抑えてください。

毛嚢炎を早く治す3つの方法

毛嚢炎を早く治すための方法として、下記の3つがあります。

※タップすると該当の解説に飛べます。

毛嚢炎は自然に治る炎症ですが、スキンケアを心がけて早期改善を目指しましょう。

次の見出しで意識すべきポイントや皮膚科を受診するべきタイミングについて、詳しく解説していきます。

肌を清潔にする

肌の清潔さは、毛嚢炎を早く治すために重要です。

毛嚢炎は基本的に肌を清潔に保つことで、1週間ほどで自然に回復します。※参考:共立美容外科

細菌は皮脂や湿度の高い条件を好む傾向がるため、太ももやお尻・デリケートゾーンは特に注意を払いましょう。

蒸れを防ぐ方法としては、下記がおすすめ。

  • こまめに汗を拭く
  • 帰宅後すぐにシャワーを浴びる
  • 汗を吸収する衣類を着用する
  • 汗を吸収する寝具を使用する
  • 肌を保湿する
  • 高温多湿の環境を避ける

毛嚢炎を早く治すためには毎日の洗浄だけではなく、蒸れを防ぐ工夫を心がけましょう。

スキンケアを行う

スキンケアは毛嚢炎を早く治すために不可欠です。

乾燥しやすい肌はダメージを受けやすくなるため、特に脱毛期間中やその後は通常以上に保湿に力を入れましょう。

また日焼け止めの使用や優しい洗浄も、毛嚢炎の早期回復に期待できます。

毛嚢炎ができたときはスキンケアを徹底しながら、できるだけ肌に優しい選択を心がけてください。

皮膚科を受診する

毛嚢炎がなかなか治らない・潰れてしまった時は、速やかに皮膚科を受診しましょう。

炎症が広がり痛みや腫れが出る前に対応することで、毛嚢炎の悪化を防げます。

適切な治療により症状を早期に抑え、痕を残さずに治すのに役立つでしょう。

脱毛施術後の肌トラブルは施術を受けたクリニックでも対応してくれることが多いので、施術先への相談も検討してみてください。

毛嚢炎がなかなか治らない原因

毛嚢炎がなかなか治らない原因として、下記の2つが挙げられます。

※タップすると該当の解説に飛べます。

毛嚢炎は気になって触ってしまいがちですが、誤って潰してしまうと症状を悪化させやすいです。

それぞれの危険性を詳しく解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

自分で膿を出す

自己処理による膿の排出は、毛嚢炎の治癒を遅らせる主な原因となります。

不適切な処理がさらなる炎症を引き起こすリスクを高めるためです。

毛嚢炎ができた際は触らずに清潔にしておくか、自分で対処せず専門医の診断と治療を受けましょう。

市販薬を使用や薬の量を守らない

市販薬の誤用や処方された薬の量を守らない行為は、毛嚢炎の悪化を招くため危険です。

正確な診断なしに市販薬を用いると症状をさらに重くする恐れも。

特にステロイド薬の用量を超えて使用すると、肌の免疫力が低下し感染のリスクが高まります。

適切に毛嚢炎を治療するには、医師の診察を受けことが大切です。

毛嚢炎を予防する4つの方法

毛嚢炎を予防する方法として、次の4つがあります。

脱毛をする上で、毛嚢炎は発症する可能性のある炎症です。

しかし上記の予防をすることで、発症リスクを抑えることはできます。

それぞれの予防方法を確認し、毛嚢炎にならない肌づくりを心がけましょう。

保湿しすぎない

過剰な保湿は毛嚢炎のリスクを高めます。

適切な保湿は必要ですが、やりすぎると皮脂のバランスを崩し毛穴を塞ぐ原因になりかねません。

特に保湿力の高いクリームやオイルの使用には、注意が必要です。

肌の状態を見ながら、適度な保湿を心掛けることが毛嚢炎予防に繋がります。

強い刺激を避ける

肌に強い刺激を与えないことも、毛嚢炎予防では重要です。

肌を強くこする行為は皮脂の過剰な除去と乾燥を招き、バリア機能を弱めます。

お風呂上がりは、タオルで優しく押さえるようにして水気を取るようにしましょう。

また肌に優しいコットン素材の衣類を選ぶことで、日常的な刺激を減らせます。

肌の健康を守りつつ、毛嚢炎のリスクも低減しましょう。

紫外線対策を行う

紫外線対策も毛嚢炎予防として有効です。

紫外線によるリンパ球の機能低下は、毛穴内の雑菌繁殖を促し毛嚢炎を引き起こします。
※参考はなふさ皮膚科

日焼け止めや帽子・日傘を使用して紫外線から肌を守ることが大切です。

徹底した紫外線対策により、毛嚢炎のリスクから肌を守りましょう。

生活習慣を整える

生活習慣を見直すことで、毛嚢炎のリスクを低下させましょう。

栄養バランスの取れた食事や十分な睡眠は、肌の健康を保つのに役立ちます。

規則正しい生活習慣は肌のターンオーバーを促しバリア機能を強化

乱れた生活習慣によるストレスの蓄積を避けることも、脱毛後の毛嚢炎を防ぐのに役立つでしょう。

毛嚢炎を早く治す方法に関するよくある質問

毛嚢炎を早く治す方法に関して、下記の質問に回答していきます。

毛嚢炎がなかなか治らない場合は、他の炎症の可能性もあるので早急に医療機関を受診することが大切です。

下記を最後まで読み、毛嚢炎に関するさまざまな疑問を解消していきましょう。

毛嚢炎は何日で治る?

毛嚢炎は通常、約1週間で自然に治ります。参考:共立美容外科

毛嚢炎が治るまでの期間は患部を清潔に保ち、触ったり潰したりしないことが大切です。

しかし下記に該当する場合は、別の疾患の可能性も考えられます。

  • 2週間以上改善が見られない
  • 症状が悪化する
  • 強い痛みや腫れがある

当てはまる方にはなるべく早めに医療機関の受診をおすすめします。

毛嚢炎が1ヶ月以上治らない理由は?

毛嚢炎が1ヶ月以上治らない場合は、細菌以外が原因の恐れがあります。

なかでも真菌(カビ)が原因のケースは、医療機関で抗菌薬を処方してもらう必要があるでしょう。

通常の細菌性毛嚢炎と異なるため、早めに医師の診察を受けてください。

毛嚢炎を潰すのはダメ?

毛嚢炎を自分で潰す行為は、症状の悪化や傷跡の残る原因につながるため避けてください

もし誤って潰してしまったら膿を丁寧に拭き取り、速やかに医療機関で処置を受けることが大切です。

毛嚢炎ができてしまっても潰したりせずに、清潔に保つようにしましょう。

毛嚢炎は性行為でうつる?

毛嚢炎が性行為によって伝染することはありません。※参考:アモーレクリニック

毛嚢炎の原因は、肌の保護機能が弱まり常在菌が入り込むことです。

そのため性行為以外でも、他人への感染の心配は不要です。

ただし患部の膿が他の部位につくと毛嚢炎が広がる可能性があるため、触らず肌を清潔にしましょう。

毛嚢炎とニキビとの違いは?

毛嚢炎とニキビの違いは、下記のとおりです。

  • 毛嚢炎
    ┗黄色ブドウ球菌や表皮ブドウ球菌による感染で発生し膿を伴う
  • ニキビ
    ┗アクネ菌が関与し皮脂の過剰な分泌や毛穴の詰まりによって生じる

ニキビ内には塊ができますが、毛嚢炎には現れません。

発生原因と症状の違いから、毛嚢炎とニキビを区別することができます。

毛嚢炎を早く治す方法を理解してツルスベ肌を目指そう!

本記事では毛嚢炎を早く治す方法として、次の3つを紹介しました。

  • 肌を清潔にする
  • スキンケアを行う
  • 皮膚科を受診する

毛嚢炎の治療で大切なのは、予防と適切な対応です。

脱毛後の肌は特にデリケートになりがちで毛嚢炎のリスクも高まるため、保湿と紫外線対策を徹底し肌のバリア機能を整えましょう。

また毛嚢炎が発生した場合もほとんどは1週間ほどで自然に治癒するので、無理に触れることなく清潔に保つことが大切です。

改善が見られない場合や症状が悪化しているようであれば、自己判断せずに医療機関を受診しましょう。

この記事の監修者

大井美恵子先生の画像

女医によるファミリークリニック院長

大井 美恵子 先生

難病指定医
キレーション認定医
小児慢性特定疾患指定医
子どもの心相談医
高濃度ビタミンC点滴療法認定医

金沢医科大学医学部出身。
自身の出産をきっかけに「家族みんなを診察できるクリニックをつくりたい」という想いから、女医によるファミリークリニックを開業。

ロート製薬 お肌のお悩み相談室 質問相談 担当医など、雑誌やTVなど多数メディアに出演経験あり。

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