脱毛サロンや医療脱毛クリニックに通うのが難しい、手軽にコスパよくムダ毛をセルフケアしたい方は家庭用脱毛器が向いていると言えます。
ただし家庭用脱毛器は適切な頻度で照射しないと、ムダ打ち・肌に負担をかけてしまう可能性があるので注意が必要です。
しかし「家庭用脱毛器ってどの頻度で使えばいいの?」「家庭用脱毛器って2日連続で使っていいの?」など、疑問を抱いている方も多いのではないでしょうか?
結論、家庭用脱毛器は「毛周期」と「メーカーの推奨使用頻度」を守って使用するのがポイントです。
本記事では家庭用脱毛器の正しい使用頻度や、サロン・クリニックとの違いを徹底解説します。
【この記事で分かること】
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家庭用脱毛器のリスクやデメリットも紹介しているので、お家で綺麗な肌を目指すためにも、正しい使用頻度を把握してくださいね。
家庭用脱毛器の頻度は?毛周期とメーカーの推奨頻度を確認!
家庭用脱毛器の正しい使用頻度は、以下の通りです。
肌トラブルなどのトラブルが起きないためにも、ぜひ参考にしてください。
家庭用脱毛器の照射間隔は「毛周期」を目安に約2週間に1回
毛周期が2~8週間のサイクルなので、家庭用脱毛器の照射間隔は約2週間に1回がおすすめです。
毛周期とは毛の生え変わる周期のことで、以下のように「成長期」「衰退期」「休止期」の段階に分かれます。
毛周期 | 毛の状態 | 照射タイミング |
---|---|---|
成長期 | ・毛根にある「毛母細胞」が活発に活動を繰り返す ・皮膚の中で毛が成長する ・毛のメラニン色素が多い | 〇 |
衰退期 | ・毛の成長が止まる ・毛が抜け落ち始める ・毛のメラニン色素が少ない | △ |
休止期 | ・毛が毛根から完全に抜け落ちている | × |
脱毛の照射タイミングに適しているのは成長期の毛のみです。
衰退期はメラニン色素が少なく、照射をしてもレーザーやフラッシュの反応が悪くなります。
休止期は毛が抜け落ちているので、レーザーやフラッシュの反応はほとんどありません。
ただし毛周期は見た目で判断できず、毛によって周期もバラバラです。
効率的に成長期の毛に照射するには、約2週間に1回決まったタイミングで脱毛を行ってください。
家庭用脱毛器の「メーカーの推奨使用頻度」をチェック
家庭用脱毛器は、メーカーの推奨使用頻度を確認して使用してください。
メーカーによって出力や仕様に違いがあるので、適切な使用頻度に若干の差があります。
メーカー | 全身脱毛をするときの推奨使用頻度 |
---|---|
ケノン | 1週間に1回 |
ホームストラッシュ | 1週間に1~2回 |
ヤーマンレイボーテヴィーナス | 最初の2ヶ月:2週間に1回 3ヶ月目以降:4~8週間に1回 ※顔に使用する場合のみ2~3週間に1回 |
ラヴィ | 10日~2週間に1回 |
コラーゲン脱毛LV | 最初の1~2ヶ月:2~3日に1回 それ以降:月に1回 |
ブラウンシルクエキスパート | 1週間に1回 |
オーパスビューティー03 | 1週間に1回 |
ケノン・ホームストラッシュ・ヤーマンレイボーテヴィーナス・ラヴィ
・コラーゲン脱毛LV・ブラウンシルクエキスパート・オーパスビューティー03
メーカーの推奨使用頻度は、家庭用脱毛器を安全で効率よく使える頻度で、1~2週間に1回を推奨しているメーカーが多いです。
なお、早い人で2~3か月ほど照射を続けていると毛が薄くなってくるので、肌への負担も考慮して使用頻度を徐々に減らしましょう。
また使いすぎも肌へのダメージにもつながるので注意しましょう。
家庭用脱毛器の頻度はVIOや顔・背中などの部位によって違う?
以下のように家庭用脱毛器を使用する頻度は、VIOや顔・背中などの部位によって異なります。
部位 | 頻度 |
---|---|
顔 | 1~2カ月 |
腕 | 1~2カ月 |
足 | 2カ月 |
ワキ | 2~3ヶ月 |
VIO | 1.5~2カ月 |
家庭用脱毛器を使用する頻度は、毛周期のサイクルに合わせて行うのがおすすめです。
同じ部位を毎日照射しても効果は実感しにくく、肌への負担にもなりますので毛周期に合わせて照射を行いましょう。
家庭用脱毛器を使う頻度が多い場合のリスク・デメリット
家庭用脱毛器の使用頻度を間違えると、起こり得るリスクやデメリットを以下で解説します。
脱毛効果を実感しやすくするためにも、適切な回数を守りましょう。
家庭用脱毛器を使う頻度が多いと肌への負担が大きくなる
家庭用脱毛器の過度な照射は肌への負担が大きく、以下のようなリスクにつながります。
- 肌の乾燥
- やけど
照射後は肌の水分が蒸発しやすくなっていて、そのままの状態で照射すると肌の乾燥の原因になるので注意が必要です。
肌が乾燥していると脱毛の痛みを感じやすくなったり、炎症の原因になったりします。
また照射しすぎると肌に熱がこもり火傷しやすくなるので、注意しないとやけど跡が消えなくなる場合もあります。
メーカー推奨の使用頻度を守って使用して、肌の乾燥や火傷を防止しましょう。
効果のないタイミングで家庭用脱毛器の照射をするとムダ打ち状態になる
効果のないタイミングでの照射はムダ打ち状態になって、以下のようなデメリットが発生します。
- 脱毛器の劣化が早まる
- 照射回数が無駄になる
- 時間が無駄になる
家庭用脱毛器の無駄な照射回数が増え劣化に繋がります。
照射回数には限りがあるので、効果のない状態で使用するのはもったいないですよね。
また脱毛に費やした時間も無駄にしないためにも、使用頻度を守るのが効率のいい使い方なので焦らず照射しましょう。
家庭用脱毛器と医療脱毛・脱毛サロンの違い
家庭用脱毛器とサロン脱毛・医療脱毛の違いは以下のようになっています。
比較項目 | 家庭用脱毛器 | 医療脱毛 | サロン脱毛 |
---|---|---|---|
費用 | 約5~10万円 | 約20~35万円 | 約10~20万円 |
脱毛の効果 | ・減毛 ・抑毛 | 永久脱毛 | ・減毛 ・抑毛 |
機械の出力 | 弱い | 強い | 標準 |
美容効果 | なし | ほとんどの場合なし | あり |
痛み | 暖かみを感じる程度 | ゴムで弾かれたような痛み | 暖かみを感じる程度 |
完了までの期間 | 2年~4年 | 6ヶ月〜2年 | 2年~3年半 |
完了までの照射回数 | 18~36回 | 5~8回 | 12~18回 |
家庭用脱毛器は家で手軽に照射できてサロン脱毛や医療脱毛に比べると費用も安いですが、機械の出力が弱く脱毛完了までの照射回数と期間は長くなります。
サロン脱毛は脱毛完了までの期間は家庭用脱毛器よりは短く、費用は医療脱毛より安くなっています。
医療脱毛は高い出力のレーザーを使用しているので痛みは感じやすいですが、効率よく脱毛を終わらせられるのがポイントです。
また医療脱毛は万が一肌にトラブルがあっても、医師が対応してくれるので不安なく脱毛ができます。
それぞれの脱毛方法がおすすめの人の特徴を以下にまとめたので、ぜひ参考にしてください。
脱毛方法 | おすすめの人 |
---|---|
家庭用脱毛器 | ・家で脱毛がしたい ・痛みに弱い ・肌への負担を抑えたい ・時間がかかってもいい ・何かあっても自分で対処できる |
サロン脱毛 | ・痛みに弱い ・肌への負担を抑えたい ・美容効果を得たい ・程々の値段で脱毛をしたい ・程々の期間で脱毛をしたい |
医療脱毛 | ・永久脱毛をしたい ・痛みに強い ・短期間で脱毛をしたい ・医師に確認してもらいたい |
家庭用脱毛器は何か肌にトラブルがあった場合は、自分ですべて対処しなくてはなりません。
より不安なく脱毛をしたいのであれば、施術者や医者がいるサロン脱毛や医療脱毛がおすすめです。
家庭用脱毛器はいつ抜けるようになる?
家庭用脱毛器の効果を実感できる目安の期間は、以下の通りです。
照射回数/期間 | 効果 |
---|---|
・回数:1回〜6回 ・期間:3か月~6ヶ月 | 効果をほとんど感じない場合が多い |
・回数:7回〜11回 ・期間:6か月~1年 | 人によっては少しずつ薄くなってきたと感じる |
・回数:12回〜16回 ・期間:1年~1年半 | 多くの人が効果を感じる |
・回数:17回〜22回 ・期間:1年半~2年半 | 毛が薄くなり、全体的な毛量が減る |
・回数:23回〜30回 ・期間:2年半~4年 | 新たな毛がほとんど生えなくなり、自己処理がほとんど不要になる |
10回以内の照射の場合は効果を実感しにくく、12回以上の照射で毛が減ってきたと実感できる場合も。
毛がほとんど生えなくなるぐらい自己処理が不要になるまでに必要な期間は、2年半~4年程度で23〜30回程度の照射が必要です。
また照射間隔は初めは2週間に1回程度ですが、毛が減ってきたと感じるようになったら、徐々に照射回数を減らしましょう。
脱毛の照射回数や期間には個人差があるので経過をしっかり確認してください。
家庭用脱毛器(セルフ脱毛)に関するよくある質問と回答
家庭用脱毛器に関するよくある質問と回答は、以下の通りです。
家庭用脱毛器で脱毛を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
家庭用脱毛器を毎日VIOや髭に使っても、永久脱毛の効果はない?
家庭用脱毛器は減毛・抑毛を目的としているので、毎日使用しても永久脱毛の効果はありません。
ただ全く効果がないというわけではなく、一定期間使用すればツルツル肌に近い状態も目指せます。
あくまでも減毛・抑毛を目的となるので、永久脱毛をしたい場合は医療脱毛がおすすめです。
家庭用脱毛器で髭の脱毛をするときは週に何回の頻度でするべき?
家庭用脱毛器で髭脱毛を行う場合は、以下の回数を照射すると効果を実感しやすいでしょう。
- 回数:約6回~10回
- 頻度:1週間~2週間に一度
メンズの場合は女性より毛が濃い傾向があるので、出力が高いものの方が効果を実感しやすい傾向があります。
しかし出力の高いものは痛みや火傷のリスクが高くなるので、家庭用脱毛器は使用する際は頻度に注意しましょう。
家庭用脱毛器使用後の保湿のタイミングはいつ?
家庭用脱毛器を使用する際の保湿のタイミングは照射の後で、保湿が必要な理由は以下の通りです。
- 肌が乾燥しやすくなっている
- 肌がダメージを受けやすくなっている
- 慢性的な敏感肌の防止
- 保湿を怠ると肌トラブル解消が遅くなる
照射をした後は肌に熱がこもっており、水分が非常に蒸発しやすく、乾燥や肌がダメージを受けやすい状態になっています。
また乾燥は慢性的な敏感肌にも繋がるので、注意してください。
さらに肌トラブルが起きた時に保湿を怠ると肌のターンオーバーが遅れる傾向があり、トラブルが解消しにくくなります。
家庭用脱毛器を使用した後は、忘れず保湿しましょう。
家庭用脱毛器でセルフ脱毛は毎日してもいい?【家庭用脱毛器は3日に1回でも多い】
家庭用脱毛器などでセルフ脱毛を行う場合、毎日は避けるのがおすすめです。
毛周期という「成長期」「衰退期」「休止期」と毛が生え変わるサイクルが存在し、効果があるのは成長期のみです。
毎日では効果を発揮しづらく、やけどなどの肌トラブルのリスクもあるので、家庭用脱毛器の照射は毛周期を目安に約2週間に1回にしましょう。
家庭用脱毛器は正しい頻度で使って不安なく脱毛しよう!
この記事では、家庭用脱毛器の正しい使用頻度やサロンやクリニックとの違いを紹介しました。
家庭用脱毛器の効果を実感するのは、以下のような頻度を守って使用するのが重要です。
部位 | 頻度 |
---|---|
顔 | 1~2カ月 |
腕 | 1~2カ月 |
足 | 2カ月 |
ワキ | 2~3ヶ月 |
VIO | 1.5~2カ月 |
また家庭用脱毛器は家で手軽に脱毛ができますが、脱毛を完了できるまでの照射回数が多いので、時間がかかってしまいます。
短い期間で脱毛を完了したい、専門のスタッフや医師に施術してほしい場合は、医療脱毛クリニックがおすすめです。
この記事の監修者
女医によるファミリークリニック院長
難病指定医
キレーション認定医
小児慢性特定疾患指定医
子どもの心相談医
高濃度ビタミンC点滴療法認定医
金沢医科大学医学部出身。
自身の出産をきっかけに「家族みんなを診察できるクリニックをつくりたい」という想いから、女医によるファミリークリニックを開業。
ロート製薬 お肌のお悩み相談室 質問相談 担当医など、雑誌やTVなど多数メディアに出演経験あり。