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脱毛後の運動はダメ?いつから筋トレ可能?運動してしまった時の対処法を解説

脱毛後の運動はダメ?いつから筋トレ可能?運動してしまった時の対処法を解説

*本ページはプロモーションが含まれています

*本記事で紹介している商品、またはクリニックの選定に医師は関与しておりません。

「脱毛した後に運動するとどうなるの?」

「脱毛後はいつから筋トレしてもいい?」

脱毛後の運動について、このような疑問を抱えている方も多いのではないでしょうか。

結論から言うと、脱毛直後の激しい運動は避けるべきです。

誤った情報に基づいて運動を再開すると、思わぬ肌トラブルを引き起こしてしまう可能性もあります。

この記事では、脱毛後の運動に関する正しい知識と、万が一運動してしまった場合の対処法について紹介します。

脱毛後の運動について不安を感じている方、脱毛と筋トレを並行して行いたいと思っている方は、ぜひ参考にしてみてください。

目次

脱毛後に運動しないほうがいい?当日・翌日はダメな理由

脱毛後に運動しないほうがいい?当日・翌日はダメな理由

脱毛後の運動は、当日や翌日は控えたほうが良いとされています。以下が主な理由です。

体温が上がることでかゆみや炎症が出やすい

脱毛による刺激のあと、運動で体温が高い状態が続くと肌が炎症を起こしやすくなり、赤みやかゆみが出てしまう可能性があります。

脱毛後の肌は、脱毛機によって受けた熱がまだ内部に残っている状態。

この状態で運動をすると、血行が良くなることで体温が上昇するため、結果として肌がさらに熱を持ってしまいます

運動による血行の促進は、通常であれば健康によいことですが、脱毛直後の肌には大きな刺激となるのです。

脱毛後の当日や翌日は体温が上がるような激しい運動は避け、適切なタイミングで運動を再開しましょう。

汗や制汗剤による肌トラブルが起きやすい

脱毛後に運動をして汗をかくことで、肌に雑菌が繁殖しやすくなります

特に汗をかいたまま長時間放置しておくと、炎症やかぶれを引き起こす原因となります。

汗自体には塩分やアンモニアなど、肌を刺激する成分も含まれています。もともとアトピー性皮膚炎の方や敏感肌の方・衣類がこすれたりなどして、皮膚のバリアが低下している方は、汗の成分によってかぶれてしまいます。これが「汗かぶれ」です。

引用:ひまわり医院(内科・皮膚科)

また、脱毛後は制汗剤の使用にも注意が必要

脱毛直後のデリケートな肌に制汗剤を使用すると、制汗剤の成分が刺激となって、かゆみやかぶれを引き起こすことがあります。

もし汗をかいてしまった場合は、清潔なタオルでこまめに拭き取るようにしましょう。

脱毛後いつから運動OK?運動の程度ごとの目安

脱毛後いつから運動OK?運動の程度ごとの目安

脱毛当日や翌日の運動は避けるべきと言われていますが、いつから運動を始めてもいいのか、気になっている方も多いでしょう。

脱毛後に運動をはじめていいタイミングは、主に以下のようになります。

ヨガやウォーキング(軽い運動):脱毛3日後くらいから

軽い運動であれば、脱毛3日後からくらい再開しても良いと言われています。

軽い運動とは、筋肉への負荷が少なく心拍数を大きく上げない運動のことを指し、具体的にはヨガ、ウォーキング、ストレッチなどが挙げられます。

これらの運動は肌への刺激が比較的少なく、体温上昇も控えめであることから、脱毛処理の約3日後には再開しても問題ないでしょう。

適度な運動はリラクゼーション効果もあるため、脱毛後の体調管理やストレス解消にも有効です。

ただし、脱毛後の肌は敏感であるため、運動再開後も肌の様子を見ながら行うことが重要です。

異常が見られた場合は、ただちに運動を中止し、適切なスキンケアを行いましょう。

ランニング(激しい運動):脱毛1週間後くらいから

一方、大きな動きを伴う激しい運動は、脱毛後1週間ほどは避けたほうが良いでしょう。

ランニングやエアロビクス、重量トレーニングのような、大量の汗をかく激しい運動は脱毛後の敏感な肌には適していません。

これらの運動は体温を大幅に上げ、大量の汗をかくことでさらに肌を刺激し、赤みやかゆみといった肌トラブルを引き起こす可能性があります。

また、大量の汗をかくと、脱毛後の肌が乾燥しやすくなるという問題もあります。

肌に残った汗は徐々に蒸発していきますが、同時に肌のうるおいも奪ってしまうのです。

激しい運動を行う場合は、脱毛後1週間を過ぎてから肌の様子を見て徐々に運動量を増やすようにしましょう。

脱毛前・脱毛後は筋トレにも注意が必要

脱毛前や脱毛後には筋トレにも注意が必要です。

脱毛後の肌は非常に繊細で、摩擦や汗によるわずかな刺激にも敏感な状態。

その状態で体全体を動かす筋トレを行うと、過度な発汗や体温の上昇によって肌トラブルを引き起こしてしまう可能性があります。

また、脱毛後だけではなく、脱毛前の筋トレも避けたほうがよいでしょう。

これは、体温が上がった状態で施術を行うと、痛みを感じやすくなったり、赤みやかゆみが出たりする場合があるためです。

脱毛を受ける際は運動を控え、できるだけ肌を落ち着かせた状態で受けるようにしましょう。

施術後に運動してしまった時の対処法・ケア

施術後に運動してしまった時の対処法・ケア

万が一、脱毛後に運動をしてしまった場合、以下のような対処法が有効です。

肌を冷やす

うっかり運動してしまった場には、肌に熱がこもらないよう、すぐに冷やすことが大切です。

冷水で濡らしたタオルや、保冷剤をタオルにくるんで脱毛部位に当て、肌の様子を見ながらよく冷やしてください。

氷を直接当てるのは肌に負担をかけるのでNGです。

冷やし過ぎるとかえって肌にダメージを与える可能性があるので、1つの部位を冷やす時間は10分程度にしてください。

また、冷却後のスキンケアも忘れずに行いましょう。

肌を冷やしてからしっかりと保湿をすることで、乾燥から肌を守りトラブルを予防することができます

注意点として、市販の冷感シートや冷却ジェルは冷たく感じやすいようメントールが配合されているものも多く、肌に刺激を与える可能性があるので使用は控えるようにしましょう。

水分補給をする

運動をして汗をかくと肌が水分不足になってしまうので、意識して水分を摂るようにしてください

脱毛後の肌はただでさえ乾燥しやすい状態になっています。

もし運動をしてしまった場合は、体の外側からの保湿ケアも重要ですが、水分補給をすることによって体の中からもバランスを取りましょう。

保湿をする

汗をかくと肌が乾燥し、乾燥した状態で放置すると、肌荒れやかゆみ、赤みといった肌トラブルを引き起こす可能性があります。

そのため、運動をしてしまったあとは適切な保湿を行うことが重要

特に脱毛施術は肌に一定のダメージを与えるため、脱毛後の肌はより乾燥しやすく、些細な刺激にも敏感になっています。

保湿をすることにより肌は十分な水分と油分を保ち、バリア機能を正常に働かせることができます。

使用する保湿剤は、無香料・無着色でアルコールなどの刺激物質を含まないものを選ぶと良いでしょう。

運動以外に脱毛後にしてはいけないこと・気をつけること

運動以外に脱毛後にしてはいけないこと・気をつけること

運動だけでなく、以下のような行動も脱毛後には控えたほうがよいでしょう。

入浴やサウナ

熱いお風呂やサウナのような高温環境にさらされると、肌が乾燥し、赤みや腫れ、かゆみなどの症状が出現する可能性が高まります。

脱毛後の肌は非常に敏感であり、皮膚表面の温度変化によって肌トラブルを引き起こしやすい状態にあります。

したがって、熱いお風呂に入浴するのは脱毛後24時間以上経ってからにするのが理想的

サロンやクリニックによってシャワーのみOKとしていますが、どうしても入浴したい場合は相談してみましょう。

なお、サウナの場合は高温に加えて大量の汗をかくため、脱毛から少なくとも3日間は控えたほうがよいでしょう。

飲酒

飲酒も脱毛後は避けるべき行動のひとつ

アルコールは血行が良くなるために体温を上昇させてしまいます。

これにより、脱毛直後の肌にかゆみや赤みなどの炎症を引き起こす可能性があるでしょう。

脱毛後はすぐにアルコールを摂取するのではなく、肌が落ち着くまで待つことが大切です。

目安としては、脱毛の前後12時間は飲酒を控えたほうがよいでしょう。

飲酒を控えることは、肌へのダメージを軽減するだけでなく、脱毛の効果を高めることにも繋がります

日焼け

日焼けとは言い換えれば肌が軽いやけどをしている状態

脱毛によって皮膚のバリア機能が弱まっていると、紫外線によるダメージはさらに深刻化します。

脱毛後は直射日光を避けるだけでなく、UVカット率の高い日焼け止めを塗る、帽子や日傘で肌を守るなど、より一層の紫外線対策が必要となります。

特に、脱毛後数日間は紫外線を強く吸収しやすいため、脱毛したその日から紫外線対策を始め、2週間は注意して過ごしたほうがよいでしょう。

また、室内にいるときでも窓ガラスを通じて紫外線は肌に届くため、脱毛後はどのように1日を過ごすのかに関わらず、しっかりと日焼け対策を行うことが重要です。

脱毛前後の運動に関するよくある質問

ここからは脱毛前後の運動に関してのよくある質問に答えていきます。

ヒゲ脱毛後のサウナや運動はいつからOK?

ヒゲ脱毛後のサウナや運動については、肌が通常の状態に戻るまで最低でも3日間は控えたほうがよいでしょう。

体温の上昇によって、脱毛直後で敏感になった肌を刺激し、かゆみや炎症の原因となる可能性があります。

しかし、この目安はあくまで一般的なもので、個々の肌の状態により異なります。

サウナや運動の再開は肌の赤みや炎症が引いていることを確認し、肌に異常がないかチェックしながら少しずつ進めていくとよいでしょう。

脱毛後に運動していいのは何時間後から?

脱毛後の運動は軽い運動であれば約3日後、激しい運動であれば1週間後くらいから始めてもよいとされています。

軽い運動とはヨガやウォーキングなど、心拍数が大きく上がらず大量に汗をかくこともない運動のことです。

これらの運動は心臓に大きな負担をかけず、肌の状態を悪化させるリスクも低いため比較的早い時点で再開できます。

一方で、ランニングなどの激しい運動は心拍数や体温を大きく上げるため脱毛後1週間は控えることがおすすめです。

なお、通常の生活に戻すタイミングは脱毛の施術範囲や使用した機器、技術、個人の肌の状態などによって異なります。

自分の肌の状態をよく確認しながら、適切に判断することが大切です。

脱毛後、整体はいつから行ってもいい?次の日はNG?

脱毛後すぐに整体を受けることは、基本的にはNGです。

整体やエステなどのマッサージを受けると、血行が良くなって体温が上昇します。

脱毛直後は肌に熱がこもった状態になっているため、マッサージによって体温が上昇すると、ヒリヒリ痛むなどの肌トラブルが起きやすくなる可能性があるのです。

整体に行く場合は、脱毛後24~48時間ほど時間をあけるようにして、肌の状態を落ち着かせてからにしましょう。

また、オイルなどのマッサージ用品や肌をこすることによる摩擦も大きな刺激となる場合があります。

脱毛後に整体を受ける場合は、自身の肌の様子をよく観察して、十分に時間をあけてから受けるようにしましょう。

脱毛後に筋肉痛になるのはなぜ?

脱毛後に筋肉痛になることは珍しいですが、その可能性が全く無いわけではありません。

主な原因としては、脱毛によるストレス反応や施術中の過緊張、脱毛後に無理な運動をした結果などが挙げられます。

また、脱毛後すぐに激しい運動をすると、血行が良くなりすぎて筋肉痛のように感じられることもあります。

脱毛後は運動を控え、適切なケアと十分な休息をとるようにしましょう。

緊張しやすい方は、施術前の軽いストレッチやリラクゼーションも脱毛後の筋肉痛を予防するための有効な手段です。

これにより、施術中の筋肉の緊張を緩和しリラックスして施術を受けることができます。

脱毛前にしてはいけないことは?

脱毛前にしてはいけないことは以下の通りです。

  • 日焼け
  • スクラブやピーリング
  • 薬の服用
  • シェービング

薬を服用している方は、薬の成分に注意しましょう。

薬の種類によっては脱毛施術で問題が生じる可能性があります。薬を服用している場合は、施術前に必ずクリニックに相談してください。

次に、シェービングのタイミングについてです。

脱毛前に自己処理をするのは基本的にOKですが、脱毛当日に剃るのは避けてください。

肌が敏感になっていると痛みを感じやすくなるため、脱毛の1~2日前に剃るようにしましょう。

脱毛の効果をきちんと引き出すためにも、施術日の前後は肌に負担をかけないように過ごすことが重要です。

脱毛後の運動は控えてトラブルから肌を守ろう

この記事では、脱毛後の運動に関する正しい知識と、万が一運動してしまった場合の対処法について紹介しました。

脱毛後すぐの運動は「発汗による肌の乾燥、体温の上昇」を引き起こすことから、肌トラブルの原因になる可能性があります。

運動を始める際は、軽い運動は脱毛3日後くらいから、激しい運動は1週間後くらいからを目安として少しずつ行ってください。

もし誤って運動をしてしまった場合は、すぐに肌を冷やし、水分補給と保湿を行うことが大切です。

また、脱毛後の生活においてはサウナや飲酒、日焼けなどにも注意が必要

これらも「肌の乾燥、体温の上昇」を同様に引き起こします。

本記事で紹介した知識を活用して、脱毛後のトラブルから肌を守りましょう。

この記事の監修者

大井美恵子先生の画像

女医によるファミリークリニック院長

大井 美恵子 先生

難病指定医
キレーション認定医
小児慢性特定疾患指定医
子どもの心相談医
高濃度ビタミンC点滴療法認定医

金沢医科大学医学部出身。
自身の出産をきっかけに「家族みんなを診察できるクリニックをつくりたい」という想いから、女医によるファミリークリニックを開業。

ロート製薬 お肌のお悩み相談室 質問相談 担当医など、雑誌やTVなど多数メディアに出演経験あり。

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